農薬散布時に吸入する液剤農薬の粒度分布について
農薬散布従事者が作業の際, 散布農薬の気道内への侵入など, 呼吸器曝露の程度を推定するなどの基礎資料とするため, 散布時に吸入する液剤農薬の微水滴粒子の粒度分布の測定を行なった。実施したMgO板(MgO粒子を微水滴粒子捕集剤とした測定板)とimpinger-人-呼吸量計システムムによる測定法は吸入液剤農薬の粒度分布測定法として, 一応, 満足すべき結果が得られた。吸入農薬の粒度分布は, 粒径1μ-66μ の幅に分布するが, 20μ 以下が全体の90%を占め, 主勢力は5μ-15μ で全分布の70%であった。...
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Published in | 日本農村医学会雑誌 Vol. 35; no. 2; pp. 111 - 114 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本農村医学会
01.07.1986
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Summary: | 農薬散布従事者が作業の際, 散布農薬の気道内への侵入など, 呼吸器曝露の程度を推定するなどの基礎資料とするため, 散布時に吸入する液剤農薬の微水滴粒子の粒度分布の測定を行なった。実施したMgO板(MgO粒子を微水滴粒子捕集剤とした測定板)とimpinger-人-呼吸量計システムムによる測定法は吸入液剤農薬の粒度分布測定法として, 一応, 満足すべき結果が得られた。吸入農薬の粒度分布は, 粒径1μ-66μ の幅に分布するが, 20μ 以下が全体の90%を占め, 主勢力は5μ-15μ で全分布の70%であった。 |
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ISSN: | 0468-2513 1349-7421 |
DOI: | 10.2185/jjrm.35.111 |