多属性商品に対する市場分析のためのエントロピー・モデルの拡張

本研究では, 先に有薗により与えられた, 複数の属性で特徴付けられる商品に対する購買者の銘柄選択行動を分析するためのエントロピー・モデルの拡張を試みる.具体的には, 市場内部構造として, 有薗のモデルでは考慮されていなかった固定層や非固定層を考えることにより, 最大エントロピー原理に基づいて市場占有率を予測するだけでなく, 固定層および非固定層の層別比を予測することが可能なエントロピー・モデルを提案する.あわせて, 拡張モデルのもとで市場占有率の情報から属性間の相対的重要度の値を推定する方法についても言及する....

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Published in日本経営工学会誌 Vol. 46; no. 4; pp. 254 - 259
Main Authors 有薗, 育生, 林, 義之, 太田, 宏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本経営工学会 15.12.1995
Japan Industrial Management Association
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ISSN0386-4812
2432-9983
DOI10.11221/jimapre.46.4_254

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Summary:本研究では, 先に有薗により与えられた, 複数の属性で特徴付けられる商品に対する購買者の銘柄選択行動を分析するためのエントロピー・モデルの拡張を試みる.具体的には, 市場内部構造として, 有薗のモデルでは考慮されていなかった固定層や非固定層を考えることにより, 最大エントロピー原理に基づいて市場占有率を予測するだけでなく, 固定層および非固定層の層別比を予測することが可能なエントロピー・モデルを提案する.あわせて, 拡張モデルのもとで市場占有率の情報から属性間の相対的重要度の値を推定する方法についても言及する.
ISSN:0386-4812
2432-9983
DOI:10.11221/jimapre.46.4_254