生産の平準化と作業遅れを考慮した混合ラインへの投入順序の決定方法

混合ラインの投入順序を決定するにあたっては, 前工程での生産の平準化と混合ラインの各作業工程での作業遅れの短縮を図らねばならない.本研究では, これら2つの目標を同時に考慮した新しい投入順序決定方法を提案する.まず, 第1段階として部品の引き取り間隔を考慮して対象とする計画期間をいくつかの小期間に分割し.前工程の生産の平準化を図るために, 小期間ごとの各部品の引き取り量をその時点までの平均使用量になるべく近づけるように引き取り量を決定する方法を示す.次に第2段階で.分割された各小期間ごとに, 最大作業遅れを最小化する投入順序を決定する方法を示す.最後に, 数値例により提案した投入順序決定方法の...

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Published in日本経営工学会誌 Vol. 46; no. 6; pp. 614 - 622
Main Authors 徐, 祝淇, 平木, 秀作
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本経営工学会 15.02.1996
Japan Industrial Management Association
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ISSN0386-4812
2432-9983
DOI10.11221/jimapre.46.6_614

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Summary:混合ラインの投入順序を決定するにあたっては, 前工程での生産の平準化と混合ラインの各作業工程での作業遅れの短縮を図らねばならない.本研究では, これら2つの目標を同時に考慮した新しい投入順序決定方法を提案する.まず, 第1段階として部品の引き取り間隔を考慮して対象とする計画期間をいくつかの小期間に分割し.前工程の生産の平準化を図るために, 小期間ごとの各部品の引き取り量をその時点までの平均使用量になるべく近づけるように引き取り量を決定する方法を示す.次に第2段階で.分割された各小期間ごとに, 最大作業遅れを最小化する投入順序を決定する方法を示す.最後に, 数値例により提案した投入順序決定方法の有効性を検証する.
ISSN:0386-4812
2432-9983
DOI:10.11221/jimapre.46.6_614