蠶のp-γ聯關群の研究補遺
蠶のp-r聯關群に慶するP, γ, oc 3遺傳子に關する三點實験によりこの3遺傳子の座は.P, γ, ocの順序にあり、p-γ31%、p-oc40%、r-oc 9%の組換摩を得た。別の實験からp-ocの組換率は30~32%、γ-oc組換率は10%なる値を示した。なほ三點實験に於ては二交叉の起ることを確めたが、その頻度は極めて低く僅に04%を示すに過ぎす、併発指数は0.11であり、これ叉甚しく小さい。更にpr聯關群と獨立遺傳をなす聯關群としてI-og及びU-dk 2聯關群を追加した。又oc遺傳子が多数の品種に分布してゐることを確かめた。...
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Published in | 日本蚕糸学雑誌 Vol. 11; no. 1; pp. 29 - 33 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
社団法人 日本蚕糸学会
1940
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Summary: | 蠶のp-r聯關群に慶するP, γ, oc 3遺傳子に關する三點實験によりこの3遺傳子の座は.P, γ, ocの順序にあり、p-γ31%、p-oc40%、r-oc 9%の組換摩を得た。別の實験からp-ocの組換率は30~32%、γ-oc組換率は10%なる値を示した。なほ三點實験に於ては二交叉の起ることを確めたが、その頻度は極めて低く僅に04%を示すに過ぎす、併発指数は0.11であり、これ叉甚しく小さい。更にpr聯關群と獨立遺傳をなす聯關群としてI-og及びU-dk 2聯關群を追加した。又oc遺傳子が多数の品種に分布してゐることを確かめた。 |
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ISSN: | 0037-2455 1884-796X |
DOI: | 10.11416/kontyushigen1930.11.29 |