作業集団における三幅対の設計基準の構成

作業集団設計の目標の達成確率p(y|x)のモデルを, AIC最小化基準の下に構成する方法をすでに提示している.xは, その方法によって作られた作業集団をなす個体の類型の識別番号である.ある個体がその一つの類型xに属するならば, その個体が設計目標を達成する確率はp(1|x)である.このモデルは, 設計操作のよりどころとなる設計基準として使用される.ここでは, 設計操作上の制約条件の下で, 効果的な設計案を作る能力を高める観点から設計基準を構成する方法を提示する.設計基準の有効さは新たに定義した目標関数によって評価される.この方法が構成する設計基準は, モデルと作業者・課業・監督者から成る効果的...

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Published in日本経営工学会誌 Vol. 44; no. 5; pp. 393 - 400
Main Authors 天田, 三郎, 永井, 義孝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本経営工学会 15.12.1993
Japan Industrial Management Association
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ISSN0386-4812
2432-9983
DOI10.11221/jimapre.44.5_393

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Summary:作業集団設計の目標の達成確率p(y|x)のモデルを, AIC最小化基準の下に構成する方法をすでに提示している.xは, その方法によって作られた作業集団をなす個体の類型の識別番号である.ある個体がその一つの類型xに属するならば, その個体が設計目標を達成する確率はp(1|x)である.このモデルは, 設計操作のよりどころとなる設計基準として使用される.ここでは, 設計操作上の制約条件の下で, 効果的な設計案を作る能力を高める観点から設計基準を構成する方法を提示する.設計基準の有効さは新たに定義した目標関数によって評価される.この方法が構成する設計基準は, モデルと作業者・課業・監督者から成る効果的な三幅対を決める設計案とから成っている.
ISSN:0386-4812
2432-9983
DOI:10.11221/jimapre.44.5_393