東京湾海堡の埋立て砂とコンクリート・煉瓦・石材の強度・変形特性

明治・大正期に建設された東京湾海堡の建設材料としての盛土砂の締固め特性と,コンクリート,煉瓦,岩石の強度・変形特性を検討した。第一海堡の埋立てに用いた砂の巻き出し厚の平均値は18cmであり,当時の規準に従う仕様規定が行なわれていたが,液状化対象砂であった。石・煉瓦・コンクリートの割線変形係数,ポアソン比,脆弱度等の強度・変形特性が乾燥密度や一軸圧縮強さと関係付けられ,土木史跡の健全性や今後の維持・管理に有用な回帰式を得た。...

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Published in地盤工学ジャーナル Vol. 18; no. 4; pp. 431 - 441
Main Authors 正垣, 孝晴, 黒田, 一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 地盤工学会 01.12.2023
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ISSN1880-6341
DOI10.3208/jgs.18.431

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Summary:明治・大正期に建設された東京湾海堡の建設材料としての盛土砂の締固め特性と,コンクリート,煉瓦,岩石の強度・変形特性を検討した。第一海堡の埋立てに用いた砂の巻き出し厚の平均値は18cmであり,当時の規準に従う仕様規定が行なわれていたが,液状化対象砂であった。石・煉瓦・コンクリートの割線変形係数,ポアソン比,脆弱度等の強度・変形特性が乾燥密度や一軸圧縮強さと関係付けられ,土木史跡の健全性や今後の維持・管理に有用な回帰式を得た。
ISSN:1880-6341
DOI:10.3208/jgs.18.431