炭水化物供給能がイネの各種白未熟粒の発生に及ぼす影響

圃場栽培した水稲品種コシヒカリと初星に対して,穂揃期に止葉切除処理と穂切除処理を与えて1穎果当たりの炭水化物供給能を改変し,各種白未熟粒の発生率を調査した.平均気温27〜28℃の登熟初期温度条件では炭水化物供給能にかかわらず白未熟粒が発生すること,および1穎果当たりの炭水化物供給能の低下は乳白粒の発生を助長するが他の白未熟粒の発生率に大きな影響を与えないことが示唆された....

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Published in北陸作物学会報 Vol. 41; pp. 32 - 34
Main Authors 田野, 信博, 中川, 博視, 永畠, 秀樹, 田中, 大克
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北陸作物・育種学会 2006
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ISSN0388-8061
2189-7417
DOI10.19016/hokurikucs.41.0_32

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Summary:圃場栽培した水稲品種コシヒカリと初星に対して,穂揃期に止葉切除処理と穂切除処理を与えて1穎果当たりの炭水化物供給能を改変し,各種白未熟粒の発生率を調査した.平均気温27〜28℃の登熟初期温度条件では炭水化物供給能にかかわらず白未熟粒が発生すること,および1穎果当たりの炭水化物供給能の低下は乳白粒の発生を助長するが他の白未熟粒の発生率に大きな影響を与えないことが示唆された.
ISSN:0388-8061
2189-7417
DOI:10.19016/hokurikucs.41.0_32