サンゴ分類の話 連載 第4回 イシサンゴ類の学名の変更 2023

2012~2014年にかけて旧オオトゲサンゴ科と旧キクメイシ科を中心に分類体系が大きく変更され,それ以降も毎年分類の変更に伴う学名の変更が報告されている。最近ではRowlett(2020)によって多数の科や属の分類の変更が報告された。このように,分類体系の変更が激しい現状において,サンゴ研究者は使用する学名を最新の情報を踏まえて把握する必要がある。しかしながら,分類学に深く関わっていない研究者にとってその作業に時間を費やすことが困難である。そこで,今回は,2016年以降の分類改変に伴う学名の変更があった主なイシサンゴ類の種や高次分類群について紹介する。...

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Bibliographic Details
Published in日本サンゴ礁学会誌 Vol. 25; no. 1; pp. 19 - 25
Main Authors 深見, 裕伸, 北野, 裕子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本サンゴ礁学会 2023
Subjects
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ISSN1345-1421
1882-5710
DOI10.3755/jcrs.25.19

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Summary:2012~2014年にかけて旧オオトゲサンゴ科と旧キクメイシ科を中心に分類体系が大きく変更され,それ以降も毎年分類の変更に伴う学名の変更が報告されている。最近ではRowlett(2020)によって多数の科や属の分類の変更が報告された。このように,分類体系の変更が激しい現状において,サンゴ研究者は使用する学名を最新の情報を踏まえて把握する必要がある。しかしながら,分類学に深く関わっていない研究者にとってその作業に時間を費やすことが困難である。そこで,今回は,2016年以降の分類改変に伴う学名の変更があった主なイシサンゴ類の種や高次分類群について紹介する。
ISSN:1345-1421
1882-5710
DOI:10.3755/jcrs.25.19