ビジネスシーンにおいて価値創造の問いを立てるための方法論

ビジネスシーンにおける価値創造の問いを立てるための方法論仮説を作成し,その有効性を検証した.具体的には,被験者グループのビジネスパーソンにケーススタディを活用して問いを立ててもらい, 問いを評価するための要件を明らかにした上で,その要件により評価することで検証を行った.検証の結果,方法論を通して問いの評点が高くなる,被験者が方法論によって思考が促進される実感があるという2点から方法論仮説の一定の有効性を確認できた.方法論のプロセスによっては,仮説通りの実践が問いの評点に影響しない場合があることも明らかになり,方法論精緻化の方向性を確認することができた....

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Published inグロービス経営大学院紀要 Vol. 2; pp. 30 - 41
Main Authors 六間口, 壮吾, 関口, 通江, 古賀, 美里, 伊藤, 智一, 岡, 重文, 湧井, 正明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 グロービス経営大学院大学 30.11.2023
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ISSN2758-4046
DOI10.57433/globis.2.0_30

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Summary:ビジネスシーンにおける価値創造の問いを立てるための方法論仮説を作成し,その有効性を検証した.具体的には,被験者グループのビジネスパーソンにケーススタディを活用して問いを立ててもらい, 問いを評価するための要件を明らかにした上で,その要件により評価することで検証を行った.検証の結果,方法論を通して問いの評点が高くなる,被験者が方法論によって思考が促進される実感があるという2点から方法論仮説の一定の有効性を確認できた.方法論のプロセスによっては,仮説通りの実践が問いの評点に影響しない場合があることも明らかになり,方法論精緻化の方向性を確認することができた.
ISSN:2758-4046
DOI:10.57433/globis.2.0_30