臓器移植における倫理的ジレンマを題材にした中学校・高等学校の教材開発
近年、教育現場では「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて授業改善が求められている。知識伝達型の授業の後には、社会における課題を把握し、その解決に向けて自分の考えをまとめ、他者の考えを理解し、そのうえで選択・判断する力、さらに自分の考えの言語化できる力を育む必要がある。それには倫理的ジレンマ教材が適している。臓器移植は倫理的諸問題をはらみ、価値的判断が分かれ葛藤が生じるため、倫理的ジレンマ教材の題材となる。「匿名の原則」をテーマにして中学生に倫理的ジレンマの授業を実践したところ、主体的・対話的で深い学びがフィードバックとして現れた。倫理的ジレンマ教材の有効性を見出し、さらなる教材開発を目指す...
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Published in | Japanese Journal of Transplantation Vol. 58; no. Supplement; p. s252_1 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本移植学会
2023
The Japan Society for Transplantation |
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