肺移植後の健康・生活状況
【目的】当院で肺移植を受けた患者の移植後の健康や生活状況を明らかにする。【方法】肺移植患者の年1回のフォローアップ検診時に、移植コーディネータが面談を行い、生活状況等を確認した。【結果】2022年3月末までに移植を受けた295名のうち、154名が2022年度検診を受けた(図1)。就学状況に関し、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に通園・通学できていた患児は61.9%(13名/21名)であった。mMRCのgradeごとの就労状況に関し、grade 0で69.6%(16名/23名)、grade 1で62.5%(30名/48名)、grade 2で60.9%(14名/23名)、grade 3で29.4%...
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Published in | Japanese Journal of Transplantation Vol. 58; no. Supplement; p. s298_3 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本移植学会
2023
The Japan Society for Transplantation |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0578-7947 2188-0034 |
DOI | 10.11386/jst.58.Supplement_s298_3 |
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Summary: | 【目的】当院で肺移植を受けた患者の移植後の健康や生活状況を明らかにする。【方法】肺移植患者の年1回のフォローアップ検診時に、移植コーディネータが面談を行い、生活状況等を確認した。【結果】2022年3月末までに移植を受けた295名のうち、154名が2022年度検診を受けた(図1)。就学状況に関し、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に通園・通学できていた患児は61.9%(13名/21名)であった。mMRCのgradeごとの就労状況に関し、grade 0で69.6%(16名/23名)、grade 1で62.5%(30名/48名)、grade 2で60.9%(14名/23名)、grade 3で29.4%(5名/17名)、grade 4で16.7%(1名/6名)、grade 5で0%(0名/5名)の患者が就労できていた。【結語】今後、生活状況に関する経年変化を検討するために縦断研究を予定している。 |
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ISSN: | 0578-7947 2188-0034 |
DOI: | 10.11386/jst.58.Supplement_s298_3 |