プログラミング学習による学生のイメージ変化と学習効果の分析

一般情報処理教育におけるプログラミング学習での学生のプログラミングイメージと学習意欲の変化,それらとコンピュータ親和度との関連,および学習効果と学習後の情報処理教育への影響を分析した.その結果,学生のプログラミングに対するイメージは学習によって具体化され,学習後も身につけたいと思っていること,そして,コンピュータ親和度の高い学生の方がいいイメージを持ち続け,学習意欲も高いことが明らかになった.また,学習によってコンピュータに対する理解が深まり,その後の学習にもよい影響を与えることが明らかになった.これらの結果から,一般情報処理教育においてプログラミング教育を行うには,あらかじめ基礎的な情報処理...

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Published in教育情報研究 Vol. 11; no. 1; pp. 3 - 11
Main Authors 安達, 一寿, 中尾, 茂子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本教育情報学会 1995
Japan Society of Educational Information
Subjects
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ISSN0912-6732
2432-1745
DOI10.20694/jjsei.11.1_3

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Summary:一般情報処理教育におけるプログラミング学習での学生のプログラミングイメージと学習意欲の変化,それらとコンピュータ親和度との関連,および学習効果と学習後の情報処理教育への影響を分析した.その結果,学生のプログラミングに対するイメージは学習によって具体化され,学習後も身につけたいと思っていること,そして,コンピュータ親和度の高い学生の方がいいイメージを持ち続け,学習意欲も高いことが明らかになった.また,学習によってコンピュータに対する理解が深まり,その後の学習にもよい影響を与えることが明らかになった.これらの結果から,一般情報処理教育においてプログラミング教育を行うには,あらかじめ基礎的な情報処理教育によってコンピュータに対する親和感を高めておくことが重要であり,学習効果を高めると考えられる.
ISSN:0912-6732
2432-1745
DOI:10.20694/jjsei.11.1_3