折紙式メガホンの試作と飛沫抑制効果の評価
エンターテインメントイベントを楽しむ際の飛沫感染リスクを低減するため,1枚の紙から作れる飛沫抑制メガホン(DSM)を試作した.メガホン、通常のメガホン、DSM1(屈曲部1つ),DSM2(屈曲部2つ)の4パターンのサンプルで,フレームレート毎時30フレームで飛沫可視化実験を行った.その結果,メガホンでは,飛沫吐出直後に1フレームあたり最大250個の飛沫がカウントされたのに対し,通常のメガホンでは1/5まで減少し,DSM1ではさらに最大25個まで減らすことができた.さらにDSM2では,飛沫吐出前と比べてカウント数の増加は認められなかった....
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Published in | 可視化情報学会論文集 Vol. 43; no. 4; pp. 9 - 14 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
社団法人 可視化情報学会
2023
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Subjects | |
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Cover
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Summary: | エンターテインメントイベントを楽しむ際の飛沫感染リスクを低減するため,1枚の紙から作れる飛沫抑制メガホン(DSM)を試作した.メガホン、通常のメガホン、DSM1(屈曲部1つ),DSM2(屈曲部2つ)の4パターンのサンプルで,フレームレート毎時30フレームで飛沫可視化実験を行った.その結果,メガホンでは,飛沫吐出直後に1フレームあたり最大250個の飛沫がカウントされたのに対し,通常のメガホンでは1/5まで減少し,DSM1ではさらに最大25個まで減らすことができた.さらにDSM2では,飛沫吐出前と比べてカウント数の増加は認められなかった. |
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ISSN: | 1346-5260 |
DOI: | 10.3154/tvsj.43.9 |