心電図自動診断の精度評価ならびに有用性向上へのアプローチ 第1報:心電図自動診断に用いられている診断名・所見名の検討
「I. 背景」心電図検査は循環器領域に限らず, 各科臨床あるいは健康診断などの際に広く用いられており, 多くの場合, 心電計に装備されたコンピュータを用いた自動解析プログラムによる自動診断所見に基づいて臨床応用されている. このような自動診断による心電図評価に関しては, 必ずしも心電図を専門としない医師も含む幅広い医療従事者が, さまざまな場面でさまざまな医療行為の一助として, その評価結果を利用する可能性がある. したがって, その自動診断結果に関してはより高い精度が求められるが, 実際には多くの問題点・疑問点が存在することが指摘されている. この心電図自動診断の診断精度を改善し, 臨床にお...
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Published in | 心電図 Vol. 39; no. 1; pp. 69 - 84 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本不整脈心電学会
20.03.2019
日本不整脈心電学会 |
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ISSN | 0285-1660 1884-2437 |
DOI | 10.5105/jse.39.69 |
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Summary: | 「I. 背景」心電図検査は循環器領域に限らず, 各科臨床あるいは健康診断などの際に広く用いられており, 多くの場合, 心電計に装備されたコンピュータを用いた自動解析プログラムによる自動診断所見に基づいて臨床応用されている. このような自動診断による心電図評価に関しては, 必ずしも心電図を専門としない医師も含む幅広い医療従事者が, さまざまな場面でさまざまな医療行為の一助として, その評価結果を利用する可能性がある. したがって, その自動診断結果に関してはより高い精度が求められるが, 実際には多くの問題点・疑問点が存在することが指摘されている. この心電図自動診断の診断精度を改善し, 臨床における有用性をさらに高めるための対策は, 喫緊の課題である. |
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ISSN: | 0285-1660 1884-2437 |
DOI: | 10.5105/jse.39.69 |