白神山地暗門野生動物モニタリング調査地の繁殖鳥類群集(II)

白神山地暗門調査地で,なわばり記図法による繁殖鳥類モニタリング調査を継続し,2009年と2014年の群集構造を明らかにした。調査を開始した1996年以降,調査期間を通じて群集組成は類似しており,キビタキ,ヒガラやシジュウカラなどが優占する典型的な「本州中北部ブナ林」の鳥類群集となっていた。2014年の調査では,人間の廃棄食物を好むハシブトガラスが出現したことから,入林者に食物ゴミ管理を徹底するよう注意喚起する必要がある。...

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Published in東北森林科学会誌 Vol. 20; no. 1; pp. 23 - 26
Main Authors 青山, 一郎, 鈴木, 祥悟, 中村, 充博, 由井, 正敏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東北森林科学会 2015
The Tohoku Society of Forest Science
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ISSN1342-1336
2424-1385
DOI10.18982/tjfs.20.1_23

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Summary:白神山地暗門調査地で,なわばり記図法による繁殖鳥類モニタリング調査を継続し,2009年と2014年の群集構造を明らかにした。調査を開始した1996年以降,調査期間を通じて群集組成は類似しており,キビタキ,ヒガラやシジュウカラなどが優占する典型的な「本州中北部ブナ林」の鳥類群集となっていた。2014年の調査では,人間の廃棄食物を好むハシブトガラスが出現したことから,入林者に食物ゴミ管理を徹底するよう注意喚起する必要がある。
ISSN:1342-1336
2424-1385
DOI:10.18982/tjfs.20.1_23