日本蘇生学会蘇生医療検討委員会報告- 「救急救命士によるビデオ硬性挿管用喉頭鏡に関する実態調査」(第1報)

救急救命士が用いるビデオ硬性挿管用喉頭鏡(ビデオ喉頭鏡)について現況を検討するため,平成25年5月~6月に全国47都道府県(県)メディカルコントロール協議会宛に,従来の気管挿管実習状況,ビデオ喉頭鏡追加講習,同病院実習,同資格認定,同実施要領についてアンケート調査を行った。アンケート回収率は76.6%であった。ビデオ喉頭鏡追加講習は13 県で開始済み,1 県が開始予定(合計29.8%)であった。追加講習の問題点として,器材および講師の確保,講習日程の調整,受講人員の調整等の難しさがあった。ビデオ喉頭鏡追加講習を行っている県は,必ずしも多くはなく,理由としてハード面の整備が不十分と考えられた。...

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Published in蘇生 Vol. 35; no. 2; pp. 70 - 76
Main Authors 谷川, 攻一, 黒田, 泰弘, 行岡, 秀和, 村川, 德昭, 田勢, 長一郎, 中川, 隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本蘇生学会 2016
The Japanese Society of Reanimatology
Subjects
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ISSN0288-4348
1884-748X
DOI10.11414/jjreanimatology.35.2_70

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Summary:救急救命士が用いるビデオ硬性挿管用喉頭鏡(ビデオ喉頭鏡)について現況を検討するため,平成25年5月~6月に全国47都道府県(県)メディカルコントロール協議会宛に,従来の気管挿管実習状況,ビデオ喉頭鏡追加講習,同病院実習,同資格認定,同実施要領についてアンケート調査を行った。アンケート回収率は76.6%であった。ビデオ喉頭鏡追加講習は13 県で開始済み,1 県が開始予定(合計29.8%)であった。追加講習の問題点として,器材および講師の確保,講習日程の調整,受講人員の調整等の難しさがあった。ビデオ喉頭鏡追加講習を行っている県は,必ずしも多くはなく,理由としてハード面の整備が不十分と考えられた。
ISSN:0288-4348
1884-748X
DOI:10.11414/jjreanimatology.35.2_70