図書を主題としたブログ活用による児童の語彙の広がり

小学校でも児童が主体的にウェブの情報を活用する学習が日常化している.情報収集では主に検索エンジンによるキーワード検索を行うが,適切で特徴的な検索キーワードを選択する能力が必要とされ,その選択の良し悪しが学習の効率や成果を大きく左右する.一方,情報発信では学習成果の公開が中心的で,情報発信を繰り返しながら学習を進める機会はまだ少ない.本研究では,図書に関する情報を相互に発信・検索し合えるブログ学習環境を開発し,他者に閲覧・活用されることを意識した情報の発信と,そのような情報の検索を関連付けた学習を実践した.本論文では,学習者のメッセージで用いられる語がどのように変化したかを時系列で分析する....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本教育工学会論文誌 Vol. 32; no. Suppl.; pp. 193 - 196
Main Authors 須田, 幸次, 森広, 浩一郎, 永田, 亮, 掛川, 淳一, 正司, 和彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本教育工学会 2008
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:小学校でも児童が主体的にウェブの情報を活用する学習が日常化している.情報収集では主に検索エンジンによるキーワード検索を行うが,適切で特徴的な検索キーワードを選択する能力が必要とされ,その選択の良し悪しが学習の効率や成果を大きく左右する.一方,情報発信では学習成果の公開が中心的で,情報発信を繰り返しながら学習を進める機会はまだ少ない.本研究では,図書に関する情報を相互に発信・検索し合えるブログ学習環境を開発し,他者に閲覧・活用されることを意識した情報の発信と,そのような情報の検索を関連付けた学習を実践した.本論文では,学習者のメッセージで用いられる語がどのように変化したかを時系列で分析する.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.KJ00005126192