単純性尿路感染症に対するFosfomycinの検討

単純性膀胱炎患者212例の尿中分離菌のFosfomycin (FOM) について感受性を検討し, 55例について治療効果を検討した。急性単純性膀胱炎の基準を満たす70歳未満の成人女性に対する臨床効果をみると, 無効例が1例あり, 95.0%の有効率であつた。この基準を満たさなかつた非典型例の有効率は低かつた。Klebsiella pneumoniaeは薬剤感受性も低く, 本剤の臨床効果も悪かつた。...

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Published inThe Japanese Journal of Antibiotics Vol. 40; no. 11; pp. 1891 - 1894
Main Authors 藤田, 公生, 川村, 実, 村山, 猛男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本感染症医薬品協会 1987
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Summary:単純性膀胱炎患者212例の尿中分離菌のFosfomycin (FOM) について感受性を検討し, 55例について治療効果を検討した。急性単純性膀胱炎の基準を満たす70歳未満の成人女性に対する臨床効果をみると, 無効例が1例あり, 95.0%の有効率であつた。この基準を満たさなかつた非典型例の有効率は低かつた。Klebsiella pneumoniaeは薬剤感受性も低く, 本剤の臨床効果も悪かつた。
ISSN:0368-2781
2186-5477
DOI:10.11553/antibiotics1968b.40.1891