四倍性タイワンギリの外部形態と木繊維

1. コルヒチン處理に依つて育成したタイワンギリの四倍體について、幼葉に於て地上部の倍如を核學的に確認し、二倍體は2n=40.四倍體は2n=80を決定した。 2. 氣孔の増大は倍數性の絶對的指標とはなちないが、選抜をなす場合の豫備的調査としては役立つであろうと結論した。 3. 木纎維は染色體倍加に伴つて長く太くなり、長さは3割匠く太さは4割以上増大するが,生長状態が良好であるか否かは今後の研究に俟たねばならない。...

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Bibliographic Details
Published in日本林学会誌 Vol. 29; no. 1-3; pp. 10 - 14
Main Authors 鍋島, 寛, 安藤, 愛次, 金澤, 林助
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本森林学会 1948
THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY
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ISSN0021-485X
2185-8195
DOI10.11519/jjfs1934.29.1-3_10

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Summary:1. コルヒチン處理に依つて育成したタイワンギリの四倍體について、幼葉に於て地上部の倍如を核學的に確認し、二倍體は2n=40.四倍體は2n=80を決定した。 2. 氣孔の増大は倍數性の絶對的指標とはなちないが、選抜をなす場合の豫備的調査としては役立つであろうと結論した。 3. 木纎維は染色體倍加に伴つて長く太くなり、長さは3割匠く太さは4割以上増大するが,生長状態が良好であるか否かは今後の研究に俟たねばならない。
ISSN:0021-485X
2185-8195
DOI:10.11519/jjfs1934.29.1-3_10