アルツハイマー型認知症の人が理解しやすいトイレマークに用いる便器の検討:バブルチャートを用いた視覚的検証

55名のアルツハイマー型認知症の施設入所者を対象に,トイレのマークを便器の形状で表現する場合,どの種類が理解しやすいかを聴取した.基本属性(年代,性別,寝たきり度)とトイレの表現方法(洋式,和式,小便器,わからない)とのバブルチャートを作成した.年代が高いことや寝たきり度がBの場合は洋式,寝たきり度がAの男性の場合は小便器など対象者の状況に合わせてマークを使い分けることが有効な可能性があった....

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Published inNippon Ronen Igakkai Zasshi. Japanese Journal of Geriatrics Vol. 62; no. 1; pp. 100 - 103
Main Authors 藤生, 大我, 月井, 直哉, 新谷, 夏海, 中村, 考一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本老年医学会 25.01.2025
The Japan Geriatrics Society
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ISSN0300-9173
DOI10.3143/geriatrics.62.100

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Summary:55名のアルツハイマー型認知症の施設入所者を対象に,トイレのマークを便器の形状で表現する場合,どの種類が理解しやすいかを聴取した.基本属性(年代,性別,寝たきり度)とトイレの表現方法(洋式,和式,小便器,わからない)とのバブルチャートを作成した.年代が高いことや寝たきり度がBの場合は洋式,寝たきり度がAの男性の場合は小便器など対象者の状況に合わせてマークを使い分けることが有効な可能性があった.
ISSN:0300-9173
DOI:10.3143/geriatrics.62.100