呼吸器感染症におけるCefoxitinの臨床的検討
米国メルク社で開発されたCephamycin系抗生剤であるCefoxitin(以下, CFX)は, β-Lactamaseに高い安定性を有し, 従来のCephalosporin系抗生物質に耐性を示すEscherichia coli,Klebsiella, Indole陽性Proteus, Bacteroides fragilisなどに強い抗菌作用が認められることが特徴とされている。本剤に対しては諸施設において多くの臨床検討がなされ, 高い評価が与えられてきた。 著者らも, すでに内科領域感染症において優れた有用性を報告した1)が, その際の1日CFX投与量は4gが中心であつた。そこで, 今回,...
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Published in | The Japanese Journal of Antibiotics Vol. 37; no. 9; pp. 1685 - 1693 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
1984
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Summary: | 米国メルク社で開発されたCephamycin系抗生剤であるCefoxitin(以下, CFX)は, β-Lactamaseに高い安定性を有し, 従来のCephalosporin系抗生物質に耐性を示すEscherichia coli,Klebsiella, Indole陽性Proteus, Bacteroides fragilisなどに強い抗菌作用が認められることが特徴とされている。本剤に対しては諸施設において多くの臨床検討がなされ, 高い評価が与えられてきた。 著者らも, すでに内科領域感染症において優れた有用性を報告した1)が, その際の1日CFX投与量は4gが中心であつた。そこで, 今回, 6gあるいは8gの比較的大量投与症例も加えて, 呼吸器感染症に対する本剤の有用性について検討したので報告する。 |
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ISSN: | 0368-2781 2186-5477 |
DOI: | 10.11553/antibiotics1968b.37.1685 |