描画学習における機能的な展開可能性に関する研究

美術との係わりが強い描画学習は,他の教科学習と比べて個人差が大きな傾向にあり,そこでの能力差は,個々人の才能や感性の要素で語られることが少なくない。学習科学の分野でも,描画学習を科学的に分析・考察することは難しく,科学的な描画研究はなかなか進展していない。本研究は,近年の科学的な絵画・描画に関する知見を基に,描画学習が他の学習と比べて,どのような特異性を有するかについて考察するとともに,描画学習の機能的な展開可能性について検討する。...

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Published in美術教育学:美術科教育学会誌 Vol. 35; pp. 79 - 91
Main Authors 田中, 彰夫, 池田, るり子, 石山, 徹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 美術科教育学会 2014
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ISSN0917-771X
2424-2497
DOI10.24455/aaej.35.0_79

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Summary:美術との係わりが強い描画学習は,他の教科学習と比べて個人差が大きな傾向にあり,そこでの能力差は,個々人の才能や感性の要素で語られることが少なくない。学習科学の分野でも,描画学習を科学的に分析・考察することは難しく,科学的な描画研究はなかなか進展していない。本研究は,近年の科学的な絵画・描画に関する知見を基に,描画学習が他の学習と比べて,どのような特異性を有するかについて考察するとともに,描画学習の機能的な展開可能性について検討する。
ISSN:0917-771X
2424-2497
DOI:10.24455/aaej.35.0_79