Fluconazoleによる小児真菌感染症の治療経験

免疫不全状態にある小児8例に合併した深在性真菌感染症に対してFluconazole (FLCZ) を投与し有効性を検討した。原疾患のうちわけは急性白血病3例, 悪性リンパ腫1例, 先天性免疫不全症2例, その他2例である。真菌感染は真菌血症1例, 尿路感染症1例, 肺炎4例, 真菌血症疑い2例である。判定不能な1例を除いた7例中6例が有効であり, 副作用は認められなかった。FLCZは免疫不全状態にある小児に合併した真菌感染症に対し有効かっ安全な薬剤である。...

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Published inThe Japanese Journal of Antibiotics Vol. 47; no. 3; pp. 268 - 271
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本感染症医薬品協会 1994
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Summary:免疫不全状態にある小児8例に合併した深在性真菌感染症に対してFluconazole (FLCZ) を投与し有効性を検討した。原疾患のうちわけは急性白血病3例, 悪性リンパ腫1例, 先天性免疫不全症2例, その他2例である。真菌感染は真菌血症1例, 尿路感染症1例, 肺炎4例, 真菌血症疑い2例である。判定不能な1例を除いた7例中6例が有効であり, 副作用は認められなかった。FLCZは免疫不全状態にある小児に合併した真菌感染症に対し有効かっ安全な薬剤である。
ISSN:0368-2781
2186-5477
DOI:10.11553/antibiotics1968b.47.268