持続性セファクロール (S6472) の体液中濃度及び臨床試用成績

S6472はCefaclor (以下CCLと略す) の胃溶性顆粒と腸溶性顆粒を4: 6の割合で配合することによつて血中CCL濃度を長時間にわたつて持続するよう工夫された1)。これはL-Cephalexin (CEX) においてみられた2~4) ように, 有効濃度を持続することによつて殺菌効果が高められることを利用したものである。われわれは本剤を使用する機会を得たので, 本剤の体液中濃度を測定すると共に, 皮膚軟部組織感染症62例に試用した結果を合せ報告する。...

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Published inThe Japanese Journal of Antibiotics Vol. 38; no. 3; pp. 849 - 857
Main Authors 政田, 明徳, 沢田, 晃, 酒井, 克治, 藤本, 幹夫, 土居, 進, 上田, 隆美, 佐々木, 武也, 森本, 譲
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本感染症医薬品協会 1985
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Summary:S6472はCefaclor (以下CCLと略す) の胃溶性顆粒と腸溶性顆粒を4: 6の割合で配合することによつて血中CCL濃度を長時間にわたつて持続するよう工夫された1)。これはL-Cephalexin (CEX) においてみられた2~4) ように, 有効濃度を持続することによつて殺菌効果が高められることを利用したものである。われわれは本剤を使用する機会を得たので, 本剤の体液中濃度を測定すると共に, 皮膚軟部組織感染症62例に試用した結果を合せ報告する。
ISSN:0368-2781
2186-5477
DOI:10.11553/antibiotics1968b.38.849