LC/MSによる土壌中有機汚染物質のスクリーニング法の開発─抽出方法及び条件の最適化に関する検討
本研究では,液体クロマトグラフィー質量分析法(LC/MS)を測定系とする土壌中有機汚染物質のスクリーニング法を開発するため,抽出方法及び条件の最適化に関する検討を行った.水溶解度が1.2~58000 mg L-1の農薬23物質を対象に添加回収試験を行った結果,土壌からの親水性物質の抽出には,非加熱式の抽出法が有効であることが確認された.本研究では,振とう法を対象に,溶媒組成,溶媒量,抽出時間について抽出条件の最適化を行った.その結果,溶媒組成はアセトニトリル・水混液(50/50, v/v%),溶媒量は試料2 gに対して4 mL以上,抽出時間は10分間以上であることが分かった.これらの条件に基づ...
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Published in | 分析化学 Vol. 64; no. 7; pp. 533 - 541 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本分析化学会
2015
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