情報活用の実践力に見る児童および教師の問題解決過程の認識構造および評価の相違について

本研究では,情報活用能力の1つである情報活用の実践力に関連して,教師と学習者の問題解決過程に対する認識構造および評価の相違について検討した.教師と児童の実践力を測る質問紙を作成し,小学校高学年の「総合的な学習の時間」の授業において調査を行った.因子分析および共分散構造分析の結果,教師の認識では個々の問題解決活動は互いに結びついているが,児童の認識構造では活動間の関連性があまり意識されていないことが示唆された.また,児童は,内容をまとめたり考察する活動において,教師よりも高めに達成度を自己評価した....

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Bibliographic Details
Published in日本教育工学会論文誌 Vol. 33; no. 2; pp. 185 - 192
Main Authors 奥木, 芳明, 古田, 貴久
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本教育工学会 2009
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ISSN1349-8290
2189-6453
DOI10.15077/jjet.KJ00005755629

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Summary:本研究では,情報活用能力の1つである情報活用の実践力に関連して,教師と学習者の問題解決過程に対する認識構造および評価の相違について検討した.教師と児童の実践力を測る質問紙を作成し,小学校高学年の「総合的な学習の時間」の授業において調査を行った.因子分析および共分散構造分析の結果,教師の認識では個々の問題解決活動は互いに結びついているが,児童の認識構造では活動間の関連性があまり意識されていないことが示唆された.また,児童は,内容をまとめたり考察する活動において,教師よりも高めに達成度を自己評価した.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.KJ00005755629