茨城県におけるCO2グリッド構想に関する検討

温室効果ガスで代表的な二酸化炭素 (以下CO2) 増加に対して, 日本では大企業を始めとして対応策を積極的に推進している. しかし, 都市のCO2濃度を把握する方法は難しく, 多くの場合都市のCO2排気量を評価する際にはモデル式に交通量などのデータから推測する手法によっている. 本研究では自治体と連携して茨城県内のCO2濃度を多点観測してネットワークを介して可視化するシステムを提案する. 本システムで観測した値を基にして気象や土地利用データ等と合わせて考察を行い, 環境負荷の少ない都市形成の提案や, 都市の発展に寄与する土地利用改善によるCO2濃度対策を考えるデータを得ることを目的とする....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in土木情報利用技術論文集 Vol. 17; pp. 219 - 224
Main Authors 宮部, 紀之, 齋藤, 修, 桑原, 祐史, 安原, 一哉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2008
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1349-1040
1884-913X
DOI10.2208/journalac2003.17.0_219

Cover

More Information
Summary:温室効果ガスで代表的な二酸化炭素 (以下CO2) 増加に対して, 日本では大企業を始めとして対応策を積極的に推進している. しかし, 都市のCO2濃度を把握する方法は難しく, 多くの場合都市のCO2排気量を評価する際にはモデル式に交通量などのデータから推測する手法によっている. 本研究では自治体と連携して茨城県内のCO2濃度を多点観測してネットワークを介して可視化するシステムを提案する. 本システムで観測した値を基にして気象や土地利用データ等と合わせて考察を行い, 環境負荷の少ない都市形成の提案や, 都市の発展に寄与する土地利用改善によるCO2濃度対策を考えるデータを得ることを目的とする.
ISSN:1349-1040
1884-913X
DOI:10.2208/journalac2003.17.0_219