ヘリカルCTを用いた冠動脈石灰化の検出と解析

虚血性心疾患の早期発見、予防のためにヘリカルCTによる冠動脈石灰化検出の有用性を検討した。2004年4月1日から2005年3月31日までに当センター人間ドックを受診した男性社員2879人中297人 (10.32%) に冠動脈石灰化を認めた。 また、冠動脈石灰化と年齢、喫煙習慣、収縮期血圧、拡張期血圧、空腹時血糖値、HbAlc、総コレステロール、中性脂肪との間に有意な正の相関が認められた。 これらの動脈硬化の危険因子に、早期から介入することにより、冠動脈石灰化および虚血性心疾患の予防が可能になると考えられた。...

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Published in日本循環器病予防学会誌 Vol. 42; no. 2; pp. 81 - 85
Main Authors 冨田, 真佐子, 吉野, 泉, 笠井, みさ子, 石井, 徹, 横田, 和彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 日本循環器管理研究協議会 30.11.2007
日本循環器管理研究協議会
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ISSN1346-6267
DOI10.11381/jjcdp2001.42.81

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Summary:虚血性心疾患の早期発見、予防のためにヘリカルCTによる冠動脈石灰化検出の有用性を検討した。2004年4月1日から2005年3月31日までに当センター人間ドックを受診した男性社員2879人中297人 (10.32%) に冠動脈石灰化を認めた。 また、冠動脈石灰化と年齢、喫煙習慣、収縮期血圧、拡張期血圧、空腹時血糖値、HbAlc、総コレステロール、中性脂肪との間に有意な正の相関が認められた。 これらの動脈硬化の危険因子に、早期から介入することにより、冠動脈石灰化および虚血性心疾患の予防が可能になると考えられた。
ISSN:1346-6267
DOI:10.11381/jjcdp2001.42.81