臨床経験や年齢が看護婦の自己評価に及ぼす影響 (Part II) 自己イメージから

本研究では看護婦の経験がどのように専門職業人の意識に影響を及ぼしているのか,自己概念の一つである自己イメージについて臨床経験年数と年代の関係から調査した。  学習会への参加者は年代別には20歳代 (21.1%) が最も多く,臨床経験年数別では臨床経験年数15年以上が最も多かった。 自己イメージは 「自主性」 「社交性」 「受容性」 「魅力的」 「繊細さ」 「理性的」 の6因子が示された。 年代別および臨床経験年数別の比較において,「受容性」 因子に有意差を認め,高年齢群で高く,臨床経験年数15年以上に高くなっていた。...

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Published in日本看護研究学会雑誌 Vol. 25; no. 2; pp. 2_29 - 2_35
Main Authors 木村, 留美子, 河田, 史宝, 南家, 貴美代
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本看護研究学会 01.06.2002
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Summary:本研究では看護婦の経験がどのように専門職業人の意識に影響を及ぼしているのか,自己概念の一つである自己イメージについて臨床経験年数と年代の関係から調査した。  学習会への参加者は年代別には20歳代 (21.1%) が最も多く,臨床経験年数別では臨床経験年数15年以上が最も多かった。 自己イメージは 「自主性」 「社交性」 「受容性」 「魅力的」 「繊細さ」 「理性的」 の6因子が示された。 年代別および臨床経験年数別の比較において,「受容性」 因子に有意差を認め,高年齢群で高く,臨床経験年数15年以上に高くなっていた。
ISSN:2188-3599
2189-6100
DOI:10.15065/jjsnr.20020203002