道路設計のための3 次元地形データ作成仕様に関する適用性検証

道路事業においても3 次元CAD が活用され始めている. しかしながら, 設計業務での用途に即した3 次元地形データが測量業務で作成されていない. このため, 設計業務で新たに3 次元地形データを作成しており, 必ずしも業務の効率化に繋がっていないことが課題となっている. 著者らは, これまでの研究において, 地形測量成果のデータフォーマットである拡張DM に着眼し, 3 次元地形データの流通のため,「道路設計用DM データ作成仕様 (素案) 」を検討している. 本研究では, 本仕様の普及を目指して, データ作成作業への適用性の検証に加え, 本仕様に則したデータの実用性を確認した. さらに,...

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Published in土木情報利用技術論文集 Vol. 17; pp. 143 - 152
Main Authors 金澤, 文彦, 渡辺, 完弥, 青山, 憲明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2008
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ISSN1349-1040
1884-913X
DOI10.2208/journalac2003.17.0_143

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Summary:道路事業においても3 次元CAD が活用され始めている. しかしながら, 設計業務での用途に即した3 次元地形データが測量業務で作成されていない. このため, 設計業務で新たに3 次元地形データを作成しており, 必ずしも業務の効率化に繋がっていないことが課題となっている. 著者らは, これまでの研究において, 地形測量成果のデータフォーマットである拡張DM に着眼し, 3 次元地形データの流通のため,「道路設計用DM データ作成仕様 (素案) 」を検討している. 本研究では, 本仕様の普及を目指して, データ作成作業への適用性の検証に加え, 本仕様に則したデータの実用性を確認した. さらに, 結果に基づいて, 仕様を変更するとともに, 3 次元地形データを効果的に利用するためのソフトウェア要件を検討した.
ISSN:1349-1040
1884-913X
DOI:10.2208/journalac2003.17.0_143