不安定腰椎に対するPedicle ScrewとWire固定術の比較検討
今回われわれは1椎間の不安定腰椎に対してPS法とwire固定術を交互に行い, 術後成績や固定性について比較検討した.症例は1992年以降, PS法とwire固定術を交互に施行し, 術後6カ月以上経過した不安定腰椎症48例である.術後成績を疾患別にみると, すべり症においてPS法は76.5%, wire固定術は64.3%でありPS法が若干良好であったが有意な差はなく, 脊柱管狭窄症ではPS法は71.4%, wire固定術は80.0%で双方に有意な差はなかった.%slip, Slip angleの経過, 骨癒合, Instrumentの折損は有意差はなかった.不安定腰椎に対してPS法とwire固定...
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Published in | 日本腰痛研究会雑誌 Vol. 4; no. 1; pp. 20 - 24 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本腰痛学会
12.10.1998
日本腰痛研究会 |
Subjects | |
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ISSN | 1341-7355 1884-2186 |
DOI | 10.14898/yotsu1995.4.20 |
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Summary: | 今回われわれは1椎間の不安定腰椎に対してPS法とwire固定術を交互に行い, 術後成績や固定性について比較検討した.症例は1992年以降, PS法とwire固定術を交互に施行し, 術後6カ月以上経過した不安定腰椎症48例である.術後成績を疾患別にみると, すべり症においてPS法は76.5%, wire固定術は64.3%でありPS法が若干良好であったが有意な差はなく, 脊柱管狭窄症ではPS法は71.4%, wire固定術は80.0%で双方に有意な差はなかった.%slip, Slip angleの経過, 骨癒合, Instrumentの折損は有意差はなかった.不安定腰椎に対してPS法とwire固定術では双方の成績に有意な差はなかった. |
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ISSN: | 1341-7355 1884-2186 |
DOI: | 10.14898/yotsu1995.4.20 |