住民参加のための大震時火災延焼シミュレーション・システム開発

本論文では, 著者らが開発を行っている大震時火災延焼シミュレーションの改良を行った. 具体的には, 住民・行政が自らデータを採取できるようシミュレーション・データの自動採取化を図った. さらに, シミュレーション結果を基に, 耐火・不燃化といった都市計画や, 防火樹木の配置効果といった, 具体的な諸対策の効果を把握するためのシステム開発を試みた. 開発したシステムは, 住民・行政が防災意識を高めるとともに, 避難計画の策定や, 避難訓練の実施にも活用できるであろう. 最後に, 今後の課題を整理している....

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Bibliographic Details
Published in土木情報利用技術論文集 Vol. 17; pp. 39 - 46
Main Authors 二神, 透, 木俣, 昇
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2008
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ISSN1349-1040
1884-913X
DOI10.2208/journalac2003.17.0_39

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Summary:本論文では, 著者らが開発を行っている大震時火災延焼シミュレーションの改良を行った. 具体的には, 住民・行政が自らデータを採取できるようシミュレーション・データの自動採取化を図った. さらに, シミュレーション結果を基に, 耐火・不燃化といった都市計画や, 防火樹木の配置効果といった, 具体的な諸対策の効果を把握するためのシステム開発を試みた. 開発したシステムは, 住民・行政が防災意識を高めるとともに, 避難計画の策定や, 避難訓練の実施にも活用できるであろう. 最後に, 今後の課題を整理している.
ISSN:1349-1040
1884-913X
DOI:10.2208/journalac2003.17.0_39