多様な遠近表現による「豊かな見方」の育成 : 小学校高学年の指導から

遠近法は一般に,線遠近法,明暗法,色彩遠近法として知られている。しかし,二次元表現である絵画は,これら以外にも,時代や目的に応じて多様な遠近法が用いられてきた。本論では,遠近表現に興味を持ち始めた小学校高学年の子どもたちに,多様な遠近表現を学習させる試みを行った。この学習を通じて,表現の違いは見方,考え方,つまりは文化の違いであることを理解させ,見方を広げたり深めたりすることをねらいとしている。...

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Published in美術教育学:美術科教育学会誌 Vol. 29; pp. 61 - 72
Main Author 井無田, 浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 美術科教育学会 2008
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Summary:遠近法は一般に,線遠近法,明暗法,色彩遠近法として知られている。しかし,二次元表現である絵画は,これら以外にも,時代や目的に応じて多様な遠近法が用いられてきた。本論では,遠近表現に興味を持ち始めた小学校高学年の子どもたちに,多様な遠近表現を学習させる試みを行った。この学習を通じて,表現の違いは見方,考え方,つまりは文化の違いであることを理解させ,見方を広げたり深めたりすることをねらいとしている。
ISSN:0917-771X
2424-2497
DOI:10.24455/aaej.29.0_61