デジタル動画像を用いた移動体の流動計測および識別に関する研究
道路の整備計画は, 現状の交通量を把握・分析し, 将来の交通量を予測した上で策定する. 交通量の計測方法としては, 調査員がカウンタを片手に目視で計測していたが, 長時間の作業による計測ミスや膨大な人件費が発生するという課題がある. 近年, 情報技術の発達に伴い, デジタルビデオカメラを用いて自動的に流動情報を計測する研究が行われている. しかし, 既研究では, 計測対象以外の移動体が存在する状況では, 正確に流動情報を計測できないといった問題がある. そのため, 流動情報の計測の自動化は未だ実現されていない. そこで, 本研究では, 移動体に対して方向ベクトルを算出し, 方向ベクトルの角度と...
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Published in | 土木情報利用技術論文集 Vol. 16; pp. 19 - 26 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 土木学会
2007
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Subjects | |
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ISSN | 1349-1040 1884-913X |
DOI | 10.2208/journalac2003.16.0_19 |
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Summary: | 道路の整備計画は, 現状の交通量を把握・分析し, 将来の交通量を予測した上で策定する. 交通量の計測方法としては, 調査員がカウンタを片手に目視で計測していたが, 長時間の作業による計測ミスや膨大な人件費が発生するという課題がある. 近年, 情報技術の発達に伴い, デジタルビデオカメラを用いて自動的に流動情報を計測する研究が行われている. しかし, 既研究では, 計測対象以外の移動体が存在する状況では, 正確に流動情報を計測できないといった問題がある. そのため, 流動情報の計測の自動化は未だ実現されていない. そこで, 本研究では, 移動体に対して方向ベクトルを算出し, 方向ベクトルの角度と大きさを基に全ての移動体を識別する. そして, 識別結果を基に人物の流動情報を正確に計測するシステムを開発する. |
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ISSN: | 1349-1040 1884-913X |
DOI: | 10.2208/journalac2003.16.0_19 |