阪神高速道路橋梁マネジメントシステムの開発

阪神高速道路では, 合理的な維持管理を実施するために阪神高速道路橋梁マネジメントシステム (H-BMS) を開発し, 順次改良を進めている. H-BMSはライフサイクルコスト (LCC) と将来予測の計算機能を有しており, LCCが最小となる最適管理水準や機能を維持するために必要な予算額, 修繕の優先順位などを計算できる. H-BMSでは, 実態に近い結果が得られるように, 点検や交通量などの実測結果をできる限り活用した. また, これまでは随時改良が図れるようにスタンドアロンとしていたが, インターフェイスを向上させるためにデータベースである保全情報管理システムと連携させたH-BMSを新たに...

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Published in土木情報利用技術論文集 Vol. 17; pp. 63 - 70
Main Authors 荒川, 貴之, 坂井, 康人, 井上, 裕司, 小林, 潔司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2008
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ISSN1349-1040
1884-913X
DOI10.2208/journalac2003.17.0_63

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Summary:阪神高速道路では, 合理的な維持管理を実施するために阪神高速道路橋梁マネジメントシステム (H-BMS) を開発し, 順次改良を進めている. H-BMSはライフサイクルコスト (LCC) と将来予測の計算機能を有しており, LCCが最小となる最適管理水準や機能を維持するために必要な予算額, 修繕の優先順位などを計算できる. H-BMSでは, 実態に近い結果が得られるように, 点検や交通量などの実測結果をできる限り活用した. また, これまでは随時改良が図れるようにスタンドアロンとしていたが, インターフェイスを向上させるためにデータベースである保全情報管理システムと連携させたH-BMSを新たに開発した. 今後, さらなる改良を加える予定である.
ISSN:1349-1040
1884-913X
DOI:10.2208/journalac2003.17.0_63