腰痛の診断におけるPain drawingの有用性
腰痛の診断は画像技術の進歩により急速の進歩をとげた.しかし原因の判然としない腰痛は依然として多い.われわれは, 1997年12月以来, MRI所見を確証するためMooneyとRobertsonのシステムに従った腰痛患者のPain drawingを行ってきた.目的: Pain drawingによって病状の予想が可能であるかを明らかにする.方法: 腰痛患者にPain drawingを記入させそれをscore sheetを用い採点し, その点数におけるPain drawingのMRI画像との一致を検討する.結果: scoreの低いものにおいてPain drawingはMRI画像とよく一致した.考察:...
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Published in | 日本腰痛研究会雑誌 Vol. 5; no. 1; pp. 25 - 30 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本腰痛学会
29.10.1999
日本腰痛研究会 |
Subjects | |
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ISSN | 1341-7355 1884-2186 |
DOI | 10.14898/yotsu1995.5.25 |
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Summary: | 腰痛の診断は画像技術の進歩により急速の進歩をとげた.しかし原因の判然としない腰痛は依然として多い.われわれは, 1997年12月以来, MRI所見を確証するためMooneyとRobertsonのシステムに従った腰痛患者のPain drawingを行ってきた.目的: Pain drawingによって病状の予想が可能であるかを明らかにする.方法: 腰痛患者にPain drawingを記入させそれをscore sheetを用い採点し, その点数におけるPain drawingのMRI画像との一致を検討する.結果: scoreの低いものにおいてPain drawingはMRI画像とよく一致した.考察: Pain drawingは非常に簡便で疼痛のスクリーニングとして有用であり, ある程度は病状の予想が可能であると思われた. |
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ISSN: | 1341-7355 1884-2186 |
DOI: | 10.14898/yotsu1995.5.25 |