フラット型聴力図を呈する加齢性難聴における, 補聴器装用による裸耳語音明瞭度の改善効果

目的: 難聴高齢者に補聴器装用を行う際, 裸耳語音明瞭度は有効な装用の重要な因子とされている. 難聴を長期間放置すると語音明瞭度が低下することはしばしば経験され, 聴取能の剥奪として知られている. 一方で, 補聴器装用により末梢感覚の入力が増加することで中枢聴覚機能が改善する可能性が期待されている. 補聴器装用により難聴高齢者の裸耳語音明瞭度が改善するか, また改善の因子について検討した....

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Published in日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 Vol. 127; no. 6; pp. 746 - 747
Main Authors 下澤, 真紀, 福田, 繁美, 中屋, 宗雄, 熊田, 純子, 阿部, 和也, 伊東, 明子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 20.06.2024
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
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ISSN2436-5793
2436-5866
DOI10.3950/jibiinkotokeibu.127.6_746

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Summary:目的: 難聴高齢者に補聴器装用を行う際, 裸耳語音明瞭度は有効な装用の重要な因子とされている. 難聴を長期間放置すると語音明瞭度が低下することはしばしば経験され, 聴取能の剥奪として知られている. 一方で, 補聴器装用により末梢感覚の入力が増加することで中枢聴覚機能が改善する可能性が期待されている. 補聴器装用により難聴高齢者の裸耳語音明瞭度が改善するか, また改善の因子について検討した.
ISSN:2436-5793
2436-5866
DOI:10.3950/jibiinkotokeibu.127.6_746