皮下薬物浸透効率向上を目指した電解析出法によるマグネシウム人工スピキュールの作製
皮膚疾患の治療におけるドラッグデリバリーシステムに,薬物浸透効率を向上できるスピキュールの研究が注目されているが,従来の材料では皮膚への異常反応を引き起こす可能性や形状の不均一性といった課題が存在する.そこで,生体適合性を持つ,皮膚の健康を促進できるマグネシウム(Mg)を素材とし,形状を制御可能な人工スピキュールの作製を目的とし,本稿では電気メッキ加工を用いて,特定形状のMgを加工,評価した.結果として,レジストパターン内に均一にMgが生成できることが判明した.今後,より安定した作製を実現していく....
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Published in | 生産研究 Vol. 77; no. 2; pp. 123 - 126 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
東京大学生産技術研究所
01.05.2025
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ISSN | 0037-105X 1881-2058 |
DOI | 10.11188/seisankenkyu.77.123 |
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Summary: | 皮膚疾患の治療におけるドラッグデリバリーシステムに,薬物浸透効率を向上できるスピキュールの研究が注目されているが,従来の材料では皮膚への異常反応を引き起こす可能性や形状の不均一性といった課題が存在する.そこで,生体適合性を持つ,皮膚の健康を促進できるマグネシウム(Mg)を素材とし,形状を制御可能な人工スピキュールの作製を目的とし,本稿では電気メッキ加工を用いて,特定形状のMgを加工,評価した.結果として,レジストパターン内に均一にMgが生成できることが判明した.今後,より安定した作製を実現していく. |
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ISSN: | 0037-105X 1881-2058 |
DOI: | 10.11188/seisankenkyu.77.123 |