産婦人科領域の感染症に対するCeftriaxoneの投与効果
Cephalosporin系の注射用抗生物質として新しく開発されたCeftriaxone (Ro 13-9904, CTRX) は, 3位側鎖に新規のトリアジン環を有している。本剤の抗菌スペクトラムは広域であり, in vitroよりin vivo効果に優れ, 従来のCephalosporin系抗生物質中では血中濃度半減期が7~8時間と最も長く, 未変化体で尿中に48時間までに約60%が排泄されると言う。 こうした特徴を有するCTRXの臨床効果を産婦人科領域での感染症で検討する機会を得たので, その成績を報告したい。...
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Published in | The Japanese Journal of Antibiotics Vol. 38; no. 1; pp. 4 - 7 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
1985
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0368-2781 2186-5477 |
DOI | 10.11553/antibiotics1968b.38.4 |
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Summary: | Cephalosporin系の注射用抗生物質として新しく開発されたCeftriaxone (Ro 13-9904, CTRX) は, 3位側鎖に新規のトリアジン環を有している。本剤の抗菌スペクトラムは広域であり, in vitroよりin vivo効果に優れ, 従来のCephalosporin系抗生物質中では血中濃度半減期が7~8時間と最も長く, 未変化体で尿中に48時間までに約60%が排泄されると言う。 こうした特徴を有するCTRXの臨床効果を産婦人科領域での感染症で検討する機会を得たので, その成績を報告したい。 |
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ISSN: | 0368-2781 2186-5477 |
DOI: | 10.11553/antibiotics1968b.38.4 |