非線形光導波路における波長変換の基本原理

非線形光学効果を用いた波長変換技術は,レーザー工学の中枢をなす重要な技術の一つである.特に,導波路型波長変換素子は,高効率・小型で半導体レーザー光の波長変換用素子として有望視されている.本稿では,非線形光導波路を用いた各種の波長変換方式を紹介し,それらの高効率化を目指す際の指針となる共通の基本原理を明らかにする.導波路を用いた波長変換では,伝搬方向の位相整合だけでなく,それに垂直な方向の位相整合も非常に重要な役割を果たしている....

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Published in応用物理 Vol. 61; no. 9; pp. 910 - 917
Main Authors 近藤, 高志, 伊藤, 良一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 応用物理学会 1992
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Summary:非線形光学効果を用いた波長変換技術は,レーザー工学の中枢をなす重要な技術の一つである.特に,導波路型波長変換素子は,高効率・小型で半導体レーザー光の波長変換用素子として有望視されている.本稿では,非線形光導波路を用いた各種の波長変換方式を紹介し,それらの高効率化を目指す際の指針となる共通の基本原理を明らかにする.導波路を用いた波長変換では,伝搬方向の位相整合だけでなく,それに垂直な方向の位相整合も非常に重要な役割を果たしている.
ISSN:0369-8009
2188-2290
DOI:10.11470/oubutsu1932.61.910