スポーツと理学療法 ―理学療法士の関わりの方向性とMission 養成教育の現状から
「はじめに」日本理学療法士協会の学術部門のひとつとして2009年, スポーツ理学療法研究部門(JSPS: Japanese Sports Physical Therapy Section)が設置された. この背景には, スポーツ分野に関心をもつ理学療法士の増加, スポーツ活動の多様化による医科学的サポートへの需要増加など, 社会的要請も影響していると考えられる. 今回, 理学療法教育に携わる立場から, 現状と課題について整理しスポーツ理学療法に関する卒前・卒後教育の在り方について, JSPSの役割, 方向性について検討した. 「卒前教育の現状と課題」現在の理学療法教育の指定規則カリキュラムは,...
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Published in | 理学療法学 Vol. 38; no. 8; pp. 624 - 625 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本理学療法士学会
20.12.2011
日本理学療法士協会 |
Subjects | |
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ISSN | 0289-3770 2189-602X |
DOI | 10.15063/rigaku.KJ00007731385 |
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Summary: | 「はじめに」日本理学療法士協会の学術部門のひとつとして2009年, スポーツ理学療法研究部門(JSPS: Japanese Sports Physical Therapy Section)が設置された. この背景には, スポーツ分野に関心をもつ理学療法士の増加, スポーツ活動の多様化による医科学的サポートへの需要増加など, 社会的要請も影響していると考えられる. 今回, 理学療法教育に携わる立場から, 現状と課題について整理しスポーツ理学療法に関する卒前・卒後教育の在り方について, JSPSの役割, 方向性について検討した. 「卒前教育の現状と課題」現在の理学療法教育の指定規則カリキュラムは, 平成11年(1999年)に大綱化されたもので, 養成校独自の特色あるカリキュラムの編成が可能であり, 近年の養成校の急激な増加によりカリキュラム内容は多様化している. その中で, スポーツに関心をもつ学生の増加に対応すべく, 理学療法専門科目としてのスポーツ理学療法関連科目は, ほとんどの養成校のカリキュラムに組み込まれている. |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.KJ00007731385 |