心血管疾患危険因子としての血中テストステロン濃度の臨床的意義: cardio-ankle vascular indexを指標にした検討

要 旨:心血管疾患危険因子としての血中テストステロン濃度の臨床的意義を新たな動脈硬化指標であるcardio-ankle vascular index(CAVI)との関係から検討を行った。心血管疾患の既往がない中高年男性252名を対象とした。血中遊離テストステロン濃度とCAVIの間には有意な負の相関関係を認め,関連する因子で補正しても両指標の関係は有意であった。血中テストステロン濃度とCAVIの密接な関係が示された。...

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Published in脈管学 Vol. 52; no. March; pp. 169 - 174
Main Author 櫃本, 孝志
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 10.03.2012
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.52.169

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Summary:要 旨:心血管疾患危険因子としての血中テストステロン濃度の臨床的意義を新たな動脈硬化指標であるcardio-ankle vascular index(CAVI)との関係から検討を行った。心血管疾患の既往がない中高年男性252名を対象とした。血中遊離テストステロン濃度とCAVIの間には有意な負の相関関係を認め,関連する因子で補正しても両指標の関係は有意であった。血中テストステロン濃度とCAVIの密接な関係が示された。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.52.169