シームレスケア研究会の設立と地域連携クリティカルパスの作成

急性期病院から在宅にわたる切れ目のない地域医療連携を目的として2005年11月に香川県の中・西讃地域でシームレスケア研究会を設立した。2006年1月-7月の間に7回の研究会を開催し、36施設、196人の参加を得た。参加者の職種は医師・看護師・PT・OT・ST・栄養士・ケアマネジャー・地域医療連携室職員・県および市職員と多職種にわたっていた。連携の範囲を急性期病院から在宅までとし、併せて診療方針・リハビリテーションステップの標準化を図り・記載には共通言語を用いることとした。3つのワーキンググループの活動により「脳卒中」「大腿骨頚部骨折」「嚥下障害・NST」の地域連携クリティカルパスが作成され、実...

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Published in日本医療マネジメント学会雑誌 Vol. 7; no. 3; pp. 415 - 421
Main Authors 藤本, 俊一郎, 多田羅, 喜代美, 大原, 昌樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会 01.12.2006
日本医療マネジメント学会
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ISSN1881-2503
1884-6807
DOI10.11191/jhm2006.7.415

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Summary:急性期病院から在宅にわたる切れ目のない地域医療連携を目的として2005年11月に香川県の中・西讃地域でシームレスケア研究会を設立した。2006年1月-7月の間に7回の研究会を開催し、36施設、196人の参加を得た。参加者の職種は医師・看護師・PT・OT・ST・栄養士・ケアマネジャー・地域医療連携室職員・県および市職員と多職種にわたっていた。連携の範囲を急性期病院から在宅までとし、併せて診療方針・リハビリテーションステップの標準化を図り・記載には共通言語を用いることとした。3つのワーキンググループの活動により「脳卒中」「大腿骨頚部骨折」「嚥下障害・NST」の地域連携クリティカルパスが作成され、実際に使用を開始した。今後は事例検討会とバリアンスチェックの結果を分析し、クリティカルパスの改善を図って行きたい。
ISSN:1881-2503
1884-6807
DOI:10.11191/jhm2006.7.415