当院におけるRVSの使用経験

【はじめに】当院では2011年1月より超音波装置 Preirus(日立メディコ社製)が導入され、乳房におけるReal-time Virtual Sonography (以下RVS)をSecond-look USに活用している。RVSは超音波走査と同期して取得しておいたCTやMRIのボリュームデータから同一断面のMPR(Multi Planar Reconstruction)像を並列描画するシステムである。当院では腹臥位MRIデータを用いてRVSを行うことを試みているが、撮像体位が超音波と異なることが大きな問題となる。そこで今回腹臥位MRIデータを使用したRVSの使用経験を報告する。【使用機器】...

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Published inNihon Nouson Igakukai Gakujyutu Soukai Syourokusyu Vol. 60; p. 192
Main Authors 吉岡, 登志子, 小倉, 早紀, 高橋, 治海, 眞田, 容子, 豊田, 幸恵, 金森, 妙子, 田中, 史朗, 山本, 悟, 明石, 直子, 石原, 和浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本農村医学会 2011
THE JAPANESE ASSOCIATION OF RURAL MEDICINE
Subjects
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ISSN1880-1749
1880-1730
DOI10.14879/nnigss.60.0.192.0

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Summary:【はじめに】当院では2011年1月より超音波装置 Preirus(日立メディコ社製)が導入され、乳房におけるReal-time Virtual Sonography (以下RVS)をSecond-look USに活用している。RVSは超音波走査と同期して取得しておいたCTやMRIのボリュームデータから同一断面のMPR(Multi Planar Reconstruction)像を並列描画するシステムである。当院では腹臥位MRIデータを用いてRVSを行うことを試みているが、撮像体位が超音波と異なることが大きな問題となる。そこで今回腹臥位MRIデータを使用したRVSの使用経験を報告する。【使用機器】超音波装置 Preirus(日立メディコ社製)磁気センサーユニット(磁気位置検出ユニット・磁気発生器・磁気センサー)【対象】2011年1月から5月までにRVSを行った症例【方法】MRIのボリュームデータを記憶媒体で超音波装置内のハードディスク内に取得しておく。磁気発生器を被検者の近くに設置し、磁気センサーを探触子に装着する。MRI画像と同期させて超音波検査をする。【考察】RVSは画面上でリアルタイムに同位置のMRI画像を確認しながら超音波検査を行うことができるため、通常のSecond-look USよりも確信度や再現性が高いといえる。ただしMRI画像が腹臥位のため、位置のずれや形態の違いを術者が考慮しながら検査を行う必要がある。
Bibliography:2C-8
ISSN:1880-1749
1880-1730
DOI:10.14879/nnigss.60.0.192.0