関節隆起切除と顎関節脱臼防止帽で対応した中年期ダウン症における習慣性顎関節脱臼の1例

医学管理の発達により成人期ダウン症候群の患者が増加している。われわれは,中年期ダウン症患者の習慣性顎関節脱臼を経験したので報告する。患者は47歳,男性で習慣性顎関節脱臼の精査加療目的で当科を受診した。両側習慣性顎関節脱臼の診断し,保存療法を行ったが脱臼を繰り返したため,関節隆起切除術を施行し,術後に顎関節脱臼防止に特化したヘッドギア装置を用いた。術後18か月経過したが再発の兆候は認めず経過良好である。...

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Published in日本顎関節学会雑誌 Vol. 32; no. 3; pp. 144 - 149
Main Authors 町田, 好聡, 山本, 学, 家森, 正志, 浅田, 泰幸, 越沼, 伸也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本顎関節学会 20.12.2020
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ISSN0915-3004
1884-4308
DOI10.11246/gakukansetsu.32.144

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Summary:医学管理の発達により成人期ダウン症候群の患者が増加している。われわれは,中年期ダウン症患者の習慣性顎関節脱臼を経験したので報告する。患者は47歳,男性で習慣性顎関節脱臼の精査加療目的で当科を受診した。両側習慣性顎関節脱臼の診断し,保存療法を行ったが脱臼を繰り返したため,関節隆起切除術を施行し,術後に顎関節脱臼防止に特化したヘッドギア装置を用いた。術後18か月経過したが再発の兆候は認めず経過良好である。
ISSN:0915-3004
1884-4308
DOI:10.11246/gakukansetsu.32.144