島状金ナノ粒子固定ITO電極を用いたピロールの電解重合

パルス電解法により島状金ナノ粒子をITO膜付きガラス板上に固定化した.それを電極(Au-ITO)として,ピロールの連続的な電位掃引による電解重合を行い,未処理ITO 電極(ITO)と重合過程の比較を行った.その結果,Au-ITOを用いることで,ピロールの酸化が少なくとも200 mV以上低い電位で起こっていることを確認した.また,Au-ITOの使用で重合中のピロール高分子の電気化学的な劣化を抑制できることも明らかとなった....

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Published in日本写真学会誌 Vol. 83; no. 1; pp. 65 - 68
Main Authors 山田, 勝実, 金沢, 恵美, 常安, 翔太, 越地, 福朗, 内田, 孝幸, 佐藤, 利文
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 日本写真学会 2020
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Summary:パルス電解法により島状金ナノ粒子をITO膜付きガラス板上に固定化した.それを電極(Au-ITO)として,ピロールの連続的な電位掃引による電解重合を行い,未処理ITO 電極(ITO)と重合過程の比較を行った.その結果,Au-ITOを用いることで,ピロールの酸化が少なくとも200 mV以上低い電位で起こっていることを確認した.また,Au-ITOの使用で重合中のピロール高分子の電気化学的な劣化を抑制できることも明らかとなった.
ISSN:0369-5662
1884-5932
DOI:10.11454/photogrst.83.65