マルチスペクトルカメラを搭載したドローンによるインデックスマッピング とフルカラー 3D 造形

近年,UAV(無人航空機,通称ドローン)に関わる技術の進展はめざましく,搭載するカメラもマルチスペクトルカメ ラなども用いられるようになった.そのような背景の中,ドローンにより,まず,通常のカメラで地形や建築物の撮影を 行い,SfM(Structure From Motion,多視点画像からの 3D 形状復元)のソフトを用いて,3D モデルを構築した.また, 得られた構造データを用いて紙積層型フルカラー 3D プリンタによって,フルカラー造形物を作製した.それに加えて, マルチスペクトルカメラを用いて,植生の状態を表す NDVI(正規化差分植生指数)をインデックスマッピングし,その フルカラー...

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Published in日本写真学会誌 Vol. 86; no. 1; pp. 50 - 55
Main Authors 内田, 孝幸, 小嶋, 優輝, 行谷, 時男, 小林, 信一, 安田, 洋司, 越地, 福朗, 高橋, 章浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 日本写真学会 20.02.2023
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Summary:近年,UAV(無人航空機,通称ドローン)に関わる技術の進展はめざましく,搭載するカメラもマルチスペクトルカメ ラなども用いられるようになった.そのような背景の中,ドローンにより,まず,通常のカメラで地形や建築物の撮影を 行い,SfM(Structure From Motion,多視点画像からの 3D 形状復元)のソフトを用いて,3D モデルを構築した.また, 得られた構造データを用いて紙積層型フルカラー 3D プリンタによって,フルカラー造形物を作製した.それに加えて, マルチスペクトルカメラを用いて,植生の状態を表す NDVI(正規化差分植生指数)をインデックスマッピングし,その フルカラー 3D 造形を作製した.さらに,UAV で得た NDVI の妥当性を検証するためには,衛星から得られる NDVI マッ ピングとの比較が有効であることを示唆した.
ISSN:0369-5662
1884-5932
DOI:10.11454/photogrst.86.50