胃平滑筋肉腫の2症例

胃平滑筋肉腫の2例について報告する.症例1は, 74歳男性.黒色便を主訴に来院.内視鏡的生検にて胃平滑筋肉腫と診断.胃切除術を施行したが, 肝転移により, 術後2年1カ月で死亡.症例2は, 44歳男性.左上腹部腫瘤を主訴に来院し, 生検にて胃平滑筋肉腫と診断胃切除と肝左葉切除を施行したが, 術後88日で死亡.以上の2症例について, 胃平滑筋肉腫の診断および治療につき, 文献的考察を加え報告する....

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Published in昭和医学会雑誌 Vol. 46; no. 6; pp. 885 - 889
Main Authors 楠本, 盛一, 生田目, 公夫, 宮山, 信三, 幕内, 幹男, 浅川, 清人, 高原, 和享, 李, 健次, 福本, 泰知, 坂本, 道男, 渡辺, 糺, 鈴木, 快輔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 昭和大学学士会 1986
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Summary:胃平滑筋肉腫の2例について報告する.症例1は, 74歳男性.黒色便を主訴に来院.内視鏡的生検にて胃平滑筋肉腫と診断.胃切除術を施行したが, 肝転移により, 術後2年1カ月で死亡.症例2は, 44歳男性.左上腹部腫瘤を主訴に来院し, 生検にて胃平滑筋肉腫と診断胃切除と肝左葉切除を施行したが, 術後88日で死亡.以上の2症例について, 胃平滑筋肉腫の診断および治療につき, 文献的考察を加え報告する.
ISSN:0037-4342
2185-0976
DOI:10.14930/jsma1939.46.885