上部消化管内視鏡検査を契機に診断された梅毒の1例
48歳女性,健診異常(胃体部のアレア不整)のため施行した上部消化管内視鏡検査で白色調・不整形で境界不明瞭なびらん・陥凹性病変がみられ,生検では抗Treponema pallidum抗体陽性のらせん状細菌を認め胃梅毒と診断した.H. pylori陽性であり除菌を行ったところ発熱がみられた.梅毒の治療後は内視鏡所見は改善し,梅毒による随伴症状もなく経過した....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 113; no. 5; pp. 842 - 846 |
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Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.05.2024
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Summary: | 48歳女性,健診異常(胃体部のアレア不整)のため施行した上部消化管内視鏡検査で白色調・不整形で境界不明瞭なびらん・陥凹性病変がみられ,生検では抗Treponema pallidum抗体陽性のらせん状細菌を認め胃梅毒と診断した.H. pylori陽性であり除菌を行ったところ発熱がみられた.梅毒の治療後は内視鏡所見は改善し,梅毒による随伴症状もなく経過した. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.113.842 |