ベイナイト組織を有する配管のクリープ余寿命評価法開発
火力発電所ボイラ配管の余寿命評価対象部位が,製作時の熱処理により通常のフェライト・パーライト組織ではなくベイナイト組織となった場合,現状ではベイナイト組織のクリープ損傷メカニズムは解明されておらず,寿命評価曲線(マスターカーブ)も存在しないため,余寿命の評価が困難である。そのため,ベイナイト組織の損傷メカニズムを解明し,損傷メカニズムに基づき作成したマスターカーブにより,余寿命を評価できるクリープ余寿命評価法を開発した。...
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Published in | 火力原子力発電大会論文集 Vol. 10; pp. 73 - 77 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 火力原子力発電技術協会
2014
Thermal and Nuclear Power Engineering Society |
Online Access | Get full text |
ISSN | 2187-929X 2187-929X |
DOI | 10.14942/tenpes.10.73 |
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Summary: | 火力発電所ボイラ配管の余寿命評価対象部位が,製作時の熱処理により通常のフェライト・パーライト組織ではなくベイナイト組織となった場合,現状ではベイナイト組織のクリープ損傷メカニズムは解明されておらず,寿命評価曲線(マスターカーブ)も存在しないため,余寿命の評価が困難である。そのため,ベイナイト組織の損傷メカニズムを解明し,損傷メカニズムに基づき作成したマスターカーブにより,余寿命を評価できるクリープ余寿命評価法を開発した。 |
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ISSN: | 2187-929X 2187-929X |
DOI: | 10.14942/tenpes.10.73 |